到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

いとうづレッサーびより54

 前回に引き続き、今回は旧アライグマ舎の室内運動場の様子をお伝えします。こちらは、DIYが得意な飼育員が整備してくれましたsign03室内運動場は、笑笑とアシタバがお互いを気にせずに過ごすことが出来るように、2部屋に分けてもらいました。

 

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 向って右側の室内運動場

 

 後ろの壁の下部にある通路は、直接飼育が出来ない(笑笑は、スタッフにアタックしてくることがある為、間接飼育を行っています)笑笑に対応するために作ってもらいました。ここを通ることで、安全に飼育作業を行うことが出来ますconfident

 

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   仕切り板を閉めている状態

 

 

採血などの時は、

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仕切り板を開けて、採血用ケージとドキッングすることが出来ます。

 

そして、

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  向って左側の室内運動場

壁には、隙間を設けた杉板を張り、ここに爪をかけて登ったり、遊木の高さや位置を簡単に変えられるようになっており、レッサーパンダの行動に変化をもたらすことが出来ます。 

 

 

 

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以前、池であった場所(写真左手前)には土を入れて、ハランとシダを植えてガラス面から観察する際は植物越しに観察してもらうことで、森の中でレッサーパンダが休んでいるところをイメージしてみました。…ところが、早速、土を掘り、植物を踏みつけてしまっていますbearing

 

 巣穴になる場所(丸い穴のところ)や、巣箱も設置して人の目を気にせずに隠れることのできる場所も作りました。

 

 

 左の室内運動場を使う個体は、旧アライグマ舎の屋外運動場を自由に出入りすることが出来ます。右の室内運動場を使用する個体は、新しく整備した屋外運動場とそれを繋ぐ通路を使用します。

2頭の様子を見ながらになりますが、入れ替わりで部屋を使うことで、良い刺激にもなりますし、2頭の関係性が変わってくれば同居で好きな場所をお互いが選んで過ごすことが出来るようにもなるかもです。

 

 さぁ、いよいよ引っ越しも終わり新しい場所での暮らしがスタートします。旧アライグマ舎、新運動場でどんな行動をみせるのか、目が離せない笑笑とアシタバですbleah

 

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