動物たちのおはなし 公園だより
今年も暑いですね!
梅雨明けがとても早かった今年、いよいよ夏本番です。
でも、毎年「そろそろかな?」と耳をすませているニイニイゼミの声が、
今年はなかなか聞こえてこず…私にはちょっと不思議な季節の始まりとなりました。
そんな中7月6日(日)に「到津子ども自然塾」の第1回を開催しました!
「到津子ども自然塾」は、2024年からスタートした到津の森公園の新しい取り組みです。
今年度は、小学4年生から中学3年生までの子どもたち12名が集まりました。
学校も学年も違う子どもたちが、1年間を通して
「到津の森公園で未来を考える~豊かってなんだろう?~」
をテーマに、いきものや自然、そして私たちのくらしについて一緒に学んでいきます。
第1回のタイトルは「わたし×わたし=」。
まずは、自分だけの“ネーム”を作りながらアイスブレイク。
次に、グループで協力して森のかけらを集め、「小さな森」づくり。
そして最後には、子ども会議で「豊か」についてアイデアを出し合いました。
初対面のメンバーでしたが、活動の中で笑顔が増え、
打ち解けていく様子があちらこちらで見られて、とてもうれしく思いました。
この「わたし×わたし=」というタイトルには、さまざまな意味を込めています。
人と人との組み合わせだけでなく、自分と、これまで気づかなかった“じぶん”との出会いも。
そして、全5回のプログラムのなかで、いきもの、自然、わたしたち:ヒト…
そんなつながりへと、少しずつ広げていけたらと思っています。
ちがうから、おもしろい。
ちがうから、見えてくるものがある。
この自然塾を通して、子どもたちと一緒にそんなことを感じていけたらと思っています。
次回の開催もとても楽しみです!
このブログを読んでくださったあなたにも、“豊かさ”について、少しでも考えるきっかけになればうれしいです。
今回の活動で子どもたちが作った「小さな森」や、第1回子ども会議の内容は、里のいきもの館で展示中です。
今年で2年目となる自然塾。担当として関わるなかで、子どもたちの意見にはハッとさせられること、
学ばせてもらうことがたくさんあります。
気になる方は、ぜひ見にきてくださいね!
外はとても暑いですが、里のいきもの館は涼しくて快適なので、夏にもおすすめです。
熱中症に気をつけて到津の森公園をお楽しみください。
自然塾担当:工藤(くどぅー)