到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

ウサギのお話 第7話 ウサギ小屋・2

床がコンクリートでできているウサギ小屋は、穴掘りもできませんし、

ウサギにとって自然な環境ではありません。

しかし水洗いができるので、

土があるウサギ小屋よりも清潔に管理しやすくなります。

 

ただし、ここで注意する点は、第5話でお話したように、

『ウサギは湿気にとても弱い』ということです。

どうすればいいのでしょうか。

 

ふれあい動物園のウサギ小屋では、

コンクリートの床の上に、床材としてチップやワラを敷いています。

糞や餌の食べ残しなどは床材にまざりますし、

おしっこも吸い取ってくれます。

床材があれば床が汚れにくくなりますから、

毎日水洗いをしなくても大丈夫なのです。

 

掃除の方法は、「床材が汚れてきたな」と思ったら、

汚れた床材をすべて取り除き、新しい床材と交換します。

交換の頻度は、飼育頭数など条件によりますが、

ふれあい動物園では1週間に1~2回、床材の交換を行っています。

 

そして、床が汚れてきたら水洗いや消毒をします。

この場合も、頻度は条件によります。

水洗いをする場合は、小屋の中が完全に乾くまで、

ウサギは別の場所へ移動させておくのがいいでしょう。

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それでは次回は、ウサギ小屋について全体的に考えてみましょう

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