到津の森公園

名誉園長の部屋 公園だより

秋 深まる
園内 姿見の池
瀬高 清水寺楼門

 

到津の森公園の秋はもみじに始まります。

 

この公園はわかりやすくいくつかのセクションに名前がついています。例えばゾウのいる「林床の世界」、キリンのいる「草原の世界」などですが、南ゲート近くの池(「姿見の池」といいますが)の周囲、特にその南西側を「郷土の森林(もり)」といいます。

その郷土の森林、池の周りから音楽堂にかけてたくさんの紅葉(もみじ)があります。もみじは春の柔らかい新緑もさることながら字のごとく秋の紅葉 (こうよう)が美しい。まだまだ植えられたばかりの小さな木もありますが、およそ50年以上(到津遊園が開園して80年になりますからその頃に植えられた のかもしれません)の巨木もあります。

 

すでに11月の中旬になり緑の葉のなかに赤さを秘めてきました。桜が一斉に花咲くように一度に紅葉するのではありません。緑からほのかな赤、深紅へとの移り変わりは、たおやかに流れる時を感じることができます。

 

先日、瀬高にある清水寺を訪ねました。ここでも紅葉が始まっています。楼門の美しさは格別でした。

 

到津がいつかこの清水寺をこえられる日がくるかしらん。

 

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