森の仲間たち 活動紹介ブログ
【はじめに】
10周年記念イベントとして、7月末から8月初めの土・日曜日の4日間(午前中の部と午後の部に分け合計8回)、6名のメンバーで動物ガイドツアーを開催しました。
ガイドツアーの目的は、「時には逞しく、時には優雅に生きる動物たちの進化、命や生活についてお客様と共に考え、より一層の興味を持って頂けるような機会を提供すること」です。
人間には一人一人違う個性があるように、動物たちもそれぞれ違う個性を持っています。例えば、セイロンゾウのサリーは「神経質で繊細」しかし、もう一頭のランは「おっとり」しています。私たち同じ人間でも、「神経質」「繊細」「おっとり」といった様々な個性がありますよね?
人間も動物も様々な個性を持って生きています。個性を、時には魅力に感じたり、時には不満に感じたりします。しかし、命あるモノには様々な個性があるからこそ助け合って生きていけます。
動物たちが彼らの個性を助け合いながら生きている素晴らしさを、少しでも多く知って頂きたいという思いでガイドツアーを企画しました。
現在、私たちの住む地球は森林伐採・異常気象などの環境問題に直面しています。その影響が私たち人間だけではなく、動物たちにも当然、影響を与えています。例えば、森で果実類や花などを主に採食するエリマキキツネザルは森林伐採によって住む場所が急激に減り、絶滅危惧種に指定されています。
この現実をみなさんに伝え、知って頂けるようなガイドを心掛け、今後、私たち人間と動物が共存し合える環境をどのように作っていけばよいのかを一緒に考えたいと思っています。
その活動の模様を、一日ごとにまとめてご紹介します。
【1日目】 まずは記念すべき第1日目!
園内はとても暑くて、残念ながらお客様が少なかったです…。集客が困難で、先が思いやられました…。
しかし!ここからがスポットガイドの見せ所!!
ニホンザル・レッサーパンダ・キツネザル・トラ・ゾウ・チンパンジー・ライオン・キリン・ニホンザル・キツネザル…とスポットガイドと組み合わせながら園内をガイドしました。
のべ29人のお客様に、動物の魅力をお伝えすることが出来ました。
【2日目】
2日目は相変わらず猛暑が続いていました。今回もお客様が集まるか不安でしたが、約14人のお客様と共に園内を回りガイドをしました。
【3日目】
3日目も初日と同じメンバーでガイドツアーを開催しました。
この日は暑さをあまり感じられず、風があり湿気も高くなかったため今までで一番のガイド日和になりました。
しかし、残念ながらツアーに参加してくださるお客様は少なかったです。そこで、スポットガイドをしながら動物を観察しているお客様に、声をかけながら動物の様々な特徴をご紹介しました。
のべ84人のお客様にガイドをしました。
また、この日はメスライオンのライと初対面!トラのミライも仲間入りし、園内がますますにぎやかになりました!!
少しずつライオンとトラについての知識を深め、ガイドをできるように頑張ります!
【4日目】 2ヶ月にわたって企画してきたガイドツアーもいよいよ最終日!
このメンバーで園内をガイドしました。
小学3年生と2年生が、私たちのガイドツアーを最後まで聞いてくれました。最終日にガイドらしい活動が出来ました。のべ80人のお客様にガイドを行いました。
【おわりに】
今回参加してくださった皆様ありがとうございました。
私たち動物ガイドグループはこのような活動をしています。
今回のガイドツアーを逃した皆さん!動物ガイドは、毎週土・日・祝日を中心に「スポットガイド」を行っています。
入園料は別途必要ですが、参加費や事前申し込みは必要ありません。
活動は大変ですが、お客様の笑顔と真剣に聞いて頂ける姿は私たちの喜びでもあり、動物たちもきっと喜んでいるに違いありません。
動物ガイドの腕章・旗が目印です。園内で見かけた際はぜひ、気軽に声をかけてくださいね♪
これからも私たちは、「動物たちの進化」、「生き生きとした姿」、「現状」を、皆様にわかりやすくお伝えできるよう努力してまいります。
皆様のご来園を、心よりお待ちしております。
市民ボランティア「森の仲間たち」動物ガイドグループ一同