到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

左平目の右鰈
ヌマガレイ
 里のいきもの館でカレイを展示しています。このカレイ、名前をヌマガレイといって淡水でも生活できるカレイです。ただ、本来は完全な淡水域よりも汽水域で生活しています。
 魚屋さんでカレイ(切り身じゃなくてそのまんま)を見たことがある人は「あれっ???」と思うかもしれません。そう。このカレイは目が左にあるんです。ふつう、背中側(模様がある方、白いのはお腹側)を上にむけて腹ビレを下にしたときに目が左にあるものをヒラメ、右にあるものをカレイと呼んでいますが、日本産のヌマガレイは100%目が左にあります。(アメリカ産は約50%)
 それではヒラメとカレイはどこで見分けるかというと歯の形状にも違いがあるんです。ヒラメは魚を食べるので大きく鋭い歯をもっていますが、カレイはゴカイなどを食べるので歯が小さいという違いもあります。
 あとは目。体色変化で身を隠すヒラメと違って、砂に潜って身を隠すカレイは目が飛び出ています。

<番外編>
調理法...ヒラメは刺身、カレイは煮付けや唐揚げ。ポイントは身のかたさ。エサを捕るのに瞬発力が必要なヒラメは身が引き締まっており、火をとおすとちょっと堅いようです。
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