動物たちのおはなし 公園だより
里のいきもの館や、バードケージ、そのまわりにひろがる里山ゾーンのいきものや自然についてお伝えする「里のいきものだより」。今日はカモたちの違いのお話。
11月から、鳥インフルエンザ予防のためにバックヤードへ移動しているバードケージの鳥たち。バードケージには屋根がないため、野鳥のフンなどを介して感染してしまう可能性があります。そのため現在は、屋内や屋根のある場所でくらしています。バードケージでは、さまざまな種類の鳥たちが一緒にくらしていましたが、バックヤードではスペースの関係もあり、それぞれのお部屋に分かれて生活しています。
ベニイロフラミンゴ
アフリカクロトキ&ムギワラトキ
オシドリ
カルガモ&アカツクシガモ&アマサギ
今回は、このなかでカモたちのバックヤードでのくらしをご紹介します!
バードケージにいるカモの仲間は、カルガモ・オシドリ・アカツクシガモの3種類。バックヤードでは、①カルガモ&アカツクシガモ(+サギ)の部屋 ②オシドリの部屋に分かれています。正直なところ、バードケージに比べるとバックヤードのお部屋はとてもコンパクト。「早く防疫期間が終わるといいなぁ。」と思う日々ですが、その分、じっくり観察できるのはバックヤードならではの良いところです。
実際、この期間にこんな発見がありました。上の写真のオシドリの部屋とカルガモの部屋をもう一度見てみてください。写真を見てなにか気づくことはありますか?
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オシドリは、そのほとんどが止まり木の上にいるのに対して、カルガモは、そのほとんどが地面にいるのです。
実はオシドリは樹上性といって、木の上で過ごす傾向が強い鳥。山間部の水辺など森が近くにある水辺にくらし、野生下では木のウロに巣を作るといわれています。(ムササビと同じくウロ使い!)一方でカルガモは平地の水辺にいて、草むらなどで枯草を皿状にした巣を作ります。こうして比べてみて、ほんとにいる場所がちがうんだなぁと実感しました。
ちなみにバードケージでは、日中は地面にいますが閉園時間ごろになると木の上に止まっているオシドリの姿を見ることができます。バックヤードだとごはんの時間以外はほぼ上にいるようなのに、バードケージだと樹上と地面を使い分けているのはなんでだろう?と最近思っています。
同じ「カモ」でも、こんなに違う。くらし方や動きにちゃんと違いがあります。どこで、どうやってくらしているかにも注目してみると、ぐっと面白くなります。もちろん見た目にも。昨年は見た目の違いを探るためにカルガモたちをじっ…とみていました。それはまた別のお話で。
くどうさくらこ

