到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

ロップイヤー「たんぽぽ」が亡くなりました。

4月30日14時過ぎにロップイヤーのたんぽぽが天国へと旅立ちました。

たんぽぽは2013年1月28日に当園で生まれました。その後2014年11月17日に、5頭の赤ちゃん(メスのアン、コノミ、コノハ、カエデ、♂スズノスケ)を産み育て、娘たちと群れで過ごしました。

昨年夏頃から老いが目立ち始め、目は白内障により見えなくなっていましたが、それでも住み慣れた部屋の中で娘たちに負けないように、たくさんごはんを食べていました。ここ数ヶ月は体調の悪い日もありましたが、隔離などせずに群れの中で過ごさせてあげたいと考えていました。

2月26日の朝、いつもより元気がなく感じられ、ごはんにも反応がありませんでした。そこで診察をおこなったところ、癌に侵されていることがわかりました。高齢のため、身体に負担のかかる手術は避け、群れの中で痛みを緩和していくことにしました。

 その後、強い痛み止めを処方してもらい、効果があったのか食欲が回復しヨモギなどの野草をモリモリと食べ始めたのですが、29日に再び食べなくなり、30日に息を引き取りました。

 最後まで群れの中で飼育したいという気持ちから、少し元気のないたんぽぽにお会いされた方は心配されたのではないかと思いますが、最後まで暖かく見守っていただきありがとうございました。

おっとりとしたやさしい性格のたんぽぽは、いつも娘たちに囲まれて過ごしていました。今後は残された4頭の娘たちの体調の変化を気にしながら見守って行きたいと思います。

たんぽぽ、長い間おつかれさまでした。

ありがとう。

 

 

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 最後になってしまった写真。ヨモギを食べるたんぽぽ。

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