動物たちのおはなし 公園だより
暑かった8月に比べるとかなり気温が下がり、
朝夕は涼しいと感じられる日も出てきましたね
季節の変わり目ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
そんな秋を迎え始めた10月5日、到津子ども自然塾の3回目を実施しましたので
ご報告させていただきます
第3回の話に移る前に、今回も、これまでの活動で作ったものをみていきます、、、
まずは、第1回で作製した「小さな森」はというと、、、
①くどぅー班のつくった森
手前のほうに植物が育ち始めました!
②さんちゃん班のつくった森
小さな木がとても大きく成長!ついに水槽から飛び出しました!
(第1回→第2回の変化が気になる方はこちらをご覧ください!)
そして、第2回で作製した「バグハウス」はというと、、、
たまーに、虫が来たり来ていなかったり、、、
同じ虫が居座っていたり?
まだまだ、これから観察を続けていこうと思います!
今回のタイトルは「いきもの×いきもの」
活動ネームをつけて、さっそくスタートです
まずはみんなに、「いきものたちのかかわり」を考えてもらいました。
日本にもともと生息している「在来種」
それぞれかかわりあって、絶妙なバランスを保ち、くらしています。
ここに「外来種」が加わるとどうなる、、、?
子どもたちと一緒に考えました。
このブログを読んでくださっている皆様はどう思いますか?
‘ワルモノ’ ‘イイヤツ’ ‘どちらでもない’ ‘ワカラナイ’ etc...
子どもたちも、様々な意見がありました
「外来種」に対するイメージは人それぞれだと思います。
では、身近なところにもくらしている様々な「外来種」と「在来腫」
私たちは、どのくらい知っているのでしょうか、、、?
もしかして、どちらのこともあんまり知らないのでは?!!
まずは知るために、じっくり観察することにしました
今回観察したのは「ホンドタヌキ」と「アメリカザリガニ」
到津の森公園で飼育している「ホンドタヌキ」をじっくり観ると、
よく似た外来種の「アライグマ」と似ているところや違うところが見えてきました。
「アメリカザリガニ」は、標本にして観察
この身体をどんなふうに使って何を食べるのか、、、?
考えながら標本をつくりました。
ちなみに、この「アメリカザリガニ」ですが、
皆様も一度は目にしたことがあるかと思います。
「アメリカザリガニ」は外来種のなかでも(条件付き)特定外来生物で、駆除の対象です。
日本に持ち込まれた30匹以下の個体が、わずか33年で全国へ広がり、
到津の森公園内にも生息しています。
↑こちらはいきもの館近くの池で撮影したもの。
見える範囲でもアメリカザリガニが15匹近くいます。
今回は、到津の森公園のビオトープで駆除した個体を、ただ駆除するのではなく、
みんなの「学び」に活用したい。と思い、標本をつくってもらいました。
そして、最後にみんなで子ども会議。
「外来種」や「在来種」にかかわらず
参加してくれたみんなが知っている「いきもの」を集め、

その中から偶然出てきた「いきもの」を
食べる⇔食べられる の関係で並べました。
たくさんのいきものが出てきましたが、
こうして見ると、どのいきものもかかわりあって生きています。
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先ほども少し触れましたが、「外来種」は‘ワルモノ’なのか。
子どもたちからもたくさんの意見をもらいました。
「外来種」と呼ばれているいきものたちだって、
「在来種」として住むことのできるもともとの生息地があります。
偶然生まれた場所で生きています。
「外来種」にしたのは私たち人間なのです。
「外来種」を‘ワルモノ’にするのではなく、
いきものを「外来種」にしないために、私たちは考えていけたら、
さまざまないきものがこれからも暮らしやすくなっていくかな。
と、
そんなことを思っています。
さて、次回第4回は12月!
季節は冬を迎え、小さな森にもバグハウスにも変化が起きているのでは、、、?!
と思います!
また次回の自然塾報告ブログでお会いしましょう