動物たちのおはなし 公園だより
里のいきもの館やそのまわりにひろがる里山ゾーンのいきものや自然についてお伝えする「里のいきものだより」
Vol.3まで書いて、続きがあることをちらつかせながら、気づけば3年が経っていました。
たいへん、大変申し訳ありません!!
その間に里のいきもの館だけでなく、キリンやシマウマ、ライオン、トラ、チンパンジー、ゾウなどの
動物たちの飼育も経験し、季節も三巡。今年はバードケージとムササビの担当です。
ムササビやカルガモやオシドリ、アマサギなどの鳥たちもわたしたちのまわりにくらすいきもの。
そんなことで、里のいきものだより再始動します!
Vol.3の続きはまた卵の季節になってからおはなしするとして、今回は秋の味覚のおはなし。
園内のあちこちで、どんぐりがころころと落ちる季節になりました。
足元をよく見ると大きさや形のちがうどんぐりがたくさん!
ちなみにどんぐりのこの部分、正式には「殻斗(かくと)」といいますが、
みなさんは「帽子」と呼ぶ?「パンツ」と呼ぶ?
わたしは帽子派です。
さて、どんなどんぐりがあるかな?
◆クヌギ
イガイガ帽子、どんぐりは丸くて大きい。
園内のどんぐりの中で、大きくて丸いものはこれだけなので見分けやすい。
人間的には味はえぐい。にがみつよ…
◆コナラ
帽子はおしゃれうろこ模様。細長どんぐり、似てるどんぐり多い。
味はこちらも、にがーい!
クヌギもコナラも同じくらい苦い気がします。頑張って味わうとコナラの方が少し苦味ひかえめ??
◆スダジイ
これは、帽子ではなくて服かもしれない…。個性的な服を着ている。
小粒で、すらっとしてる。
これはうまぁです!!生でもぽりぽり食べれる味。
などなど、園内いろんな種類のどんぐりが見られます。
今年は去年よりどんぐりがよく落ちてる気がする!
さて、わたしは最近そんなどんぐりをせっせと集めています。
わたしの担当するムササビたちには普段は木の実としてクルミを与えていますが
この季節には園内でとれる旬のどんぐりもごちそうに加わります。
これは普段のごはんの殻付きのオニグルミ(お客様からいただきました)
到津のムササビたちは自分で割ることができないようなので
スタッフがトンカチで軽く割ってからあたえています。
どんぐりはムササビたちが自分で割って食べることができます。
朝になると、こうやって食べたあとが残ります。
ムササビたちだけでなく、みなさんにも秋の森を感じてほしくて…
(というのはタテマエで、どんぐり集めを手伝ってほしくて…笑)
ムササビの森に、どんぐりころころポストを取り付けました!!
★ウイルスやカビを持ち込まないために、その日園内でひろったどんぐりだけをいれてくださいね★
見つけたどんぐりを入れて、秋をあつめてみませんか?
あつまったどんぐりはムササビをはじめ、動物たちにおすそ分けの予定です。
動物たちが季節の味を楽しんでくれたらいいな!
みなさんも小さな秋を見つけて楽しんでくださいね。
くどうさくらこ