獣医さんのお仕事 公園だより
全国的に暑い日が続いていますが、皆さま体調など大丈夫でしょうか。こちらでは6月27日に梅雨が明けてしまい、日差しも急に強くなりました。
プレーリードッグたちはこんな風にだらけて?いるのか涼んでいるのか?
きっと、土やコンクリート部分がひんやりしているので、そこに身体をつけて少しでも身体を冷やしているのだと思われます。
さてさて、今回はヤギのヨウヘイのお話です。ヨウヘイは16歳と高齢のおじいちゃんヤギです。足もかなり弱くなってきているため、日中はなかよし広場で過ごしてもらい、夜もひとり部屋でゆっくり餌を食べたりとマイペースに過ごせるようにしています。
梅雨明けした27日、日差しが強い中、なぜか一番日が当たるお気に入りの場所で寝るヨウヘイ(焦)日陰に入れば風もあるため、まだ涼しいのに「なぜわざわざそこに寝るかな(焦)」と心配していたら、やはりしばらくして呼吸が早くなってきました。
このままじゃ熱中症になってしまうため、ヨウヘイを日陰に誘導するも、どうしても「ここがいい」と戻ってきて座ります。
この日はこまめに電解質補水液を飲ませつつ様子をみました。
次の日は、寝て欲しくないところに板を置くなどして防ごうとするも…
板があってもここが良いらしく、お気に入りのコンクリートに顎をすりすり(動画)。
こんなに気持ちよさそうな姿を見ると、ここを封鎖するわけにもいかず…
ならばと、首に冷たい保冷剤を巻いてみたり
お気に入りのコンクリートに涼しいかと冷凍ペットボトル(↓黄色矢印)を置いたりしたのですが、それが嫌だったようで日陰に移動。
まぁ日陰に行ってくれたのなら良かったと思っていたのですが、ペットボトルをどけたら↓元通りになってしまいました。
なかよし広場に出る際と帰った後もしっかり水分補給。
高齢なので温度変化に鈍感になってきているのではと心配でしたが、7月に入り日陰で寝てくれるようになり少し安心しました。
これからも担当者とこまめにケアをしていきたいと思います。
皆さまも熱中症にはくれぐれもご注意くださいね。
最後に、カップを差し出せばしっかりと飲んでくれるヨウヘイの動画をどうぞ。皆さまもこまめな水分補給をしてくださいね。
二井