到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

お、オタマジャクシが... 真相編

前回のゆめZOOで、オタマジャクシの姿がほとんど見られなかった…

20130424カエル①.jpg今年生まれの貴重なオタマジャクシ

今回は、その真相に迫ります!!

 

私たちは、毎朝、産卵やたまごの状態を見るために、ビオトープに行っているのですが、

たまごからオタマジャクシがかえると、その翌日には姿が消えていることがありました。

 

ふつう、ふ化したばかりのオタマジャクシは数日間はたまごの膜にくっついていたり、たまごの周りでじっとしています。

 

20130424カエル②.jpg  20130424カエル③.jpg

こんなふうに。

 

さて、なぜオタマジャクシはほとんど姿を消してしまったのか。

 

夜のうちに何があったのか?

その真相をつきとめるために夜のビオトープに行ってみました!!

 

 

暗闇の中、懐中電灯のライトをビオトープの水面に向けると…

 

 

そこには、なにかうごめくものが・・・。

 

どうやら、オタマジャクシではないみたいです。よ~くみてみると、

 

20130424カエル④.jpg

その正体は、アメリカザリガニ!!

 

しかも、あっちにもこっちにも…

20130424カエル⑤.jpg  20130424カエル⑥.jpg

 

たしかに、このビオトープには以前はアメリカザリガニは住みついていませんでしたが、

一昨年の梅雨時期ぐらいからその姿が確認されるようになりました。

 

ですが、去年は問題なくオタマジャクシは成長し、このビオトープでその姿を確認することができました。

 

20130424カエル⑦.jpg  20130424カエル⑧.jpg

2010年5月8日撮影                        2012年4月25日撮影

今頃の時期になるとオタマジャクシがうじゃうじゃ泳いでいたビオトープ。

 

去年は大丈夫だったのに、なぜ今年はダメだったのでしょうか?

 

そういえば・・・

 

今年はカエルが卵を産みはじめるころには、親ザリガニはもちろん稚ザリガニの姿も確認されていました。

つまり、産卵と同時期にザリガニたちも数を増やし始めたと言うことです。

去年は、ザリガニの姿を見るほうが少く、稚ザリガニを見た記憶もほとんどないのですが、

今年はいてあたりまえというぐらい稚ザリガニがウヨウヨといました。

 

20130424カエル⑨.jpg

 

夜な夜なザリガニがオタマジャクシを食べてしまっていたのかもしれません。

 

 

今年のアカガエルのオタマジャクシはほぼ壊滅状態まで追い込まれました。

このままでは、到津の森公園からニホンアカガエルが姿を消してしまうかもしれません。

 

アメリカザリガニはもともと人間が日本に持ち込んだ生き物です。

 

ふと、こんな外来種の問題が日本のあちこちで起きているんだな~と思うと、

私たち人間はなんと取り返しのつかないことをしてしまっているんだろうと考えさせられます。

 

アメリカザリガニたちに罪はありませんが、なんとかしなければカエルの未来もありません。

 

さて、この続きは「お、オタマジャクシが・・・ 対策編」でお話しします。 

 

 

 

 

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