到津の森公園

動物たちのおはなし 公園だより

ライオンの「リアン」の馴致再開準備中

緊急事態宣言による休園のおかげで...って言ったら変ですが、予定を前倒して運動場への馴致の準備をすすめています。

あいかわらずいろんなことが気になるリアン...

これまで飼育していたライオンはこんなに周りを気にしてなかったように思うんですが、人間でも「せっかちな人」もいれば「のんびりしている人」、「ぼーっとしてる人」、「神経質な人」もいるんだからライオンだって十獅子十色。

周りの変化に敏感な性質を考えて、最初から電気柵での馴致は諦めることにしました。

1つずつ馴れていってもらおうと思います。

 

まずは運動場の場所に馴れてもらうために一度運動場全面を柵で囲ってしまいます。

もし、何かに驚いて急に走ってもモート(堀)に落ちたりしないように、明らかに目に見える柵で囲いました。

まだ運動場が安心できる場所になってないうちは、もしかしたら何回かぶつかるかもしれませんが、安心できるようになればそれもなくなると思います。

フェンス2.jpeg

さらに、人に見られる事も気になる様子なのでガラスにもテープを貼って柵があるように見せかけます。

ガラス.jpeg

この状態でまずは少し人目を遮って運動場に馴れてもらいます。お部屋の通路では電気柵もちゃんと認識しているので、警戒心がとければ運動場でも機能するんじゃないかと思います。

 

最終的にはライが暮らしていた状態の運動場を目指しますが...まだしばらく時間がかかりそうです。

ワラ.jpeg

最近のリアン。馴致の時に使うニオイ付きワラの作成始めました。

これを運動場に置いておくと自分のニオイがするので少しは安心できるかなと...

これまではニオイつけにフンを使ってたんですが、もうこの時期溜めておくと蛆がわくのでワラに変更しました。

 

しばらく見づらい運動場になりますがご理解いただければと思います。

 

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