到津の森公園

獣医さんのお仕事 公園だより

子育てラッシュ!

春、多くの動物たちが子育てをする季節。
そして多くの動物の赤ちゃんが保護されて園に持ち込まれる季節でもあります。巣から落ちたり親とはぐれてしまうことが多くの原因です。

しかし、五月になっても常連(?)である、ツバメやスズメの雛すら来ません。世話の大変さも忘れ、かわいい雛に会いたい思いが募ります。
今年はなぜ来ないの?いやいや、来ないはずはありませんでした。
五月の下旬に入るや、毎日2~3羽の雛が持ち込まれるようになりました。雛用のかごはすぐにいっぱいになりました。小さい時期は心配なので夜や休日は自宅に持ち帰ります。朝から10個ものかわいい嘴が餌をねだって鳴きます。

6月に入ると今度は生後1週間ほどの鹿の赤ちゃんが持ち込まれました。なかなかミルクを飲んでくれずおおわらわ。そしてさらにはこれまた小さなイノシシの赤ちゃんまでが。雛に餌をやり、鹿やイノシシにミルク、そしてまた雛に餌・・・。

今年は去年にも増して子育てに大奮闘。
でも、やっぱり赤ちゃんのかわいさには負けます。忙しくも楽しい毎日です。

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