到津の森公園

獣医さんのお仕事 2004年 公園だより

サルの進化を感じて
2004年7月31日
ワオキツネザルになりきってリンゴを掴む参加者 人差し指と親指で輪を作ってみてください。これが、霊長類の証。 太古の昔、ネズミに似たサルの祖先は「木の枝をつかみやすい手の形」をして...
続きを読む
換毛スタイルいろいろ
2004年7月29日
換毛中のロバの「スギ」 蒸し暑くなってきました。この時期、特にアライグマやロバをはじめ、動物たちのいつもと違う姿が見られます。 毛が部分的に短くなっていたりボサボサになっていたり...
続きを読む
雨の日は洗濯!?
2004年7月29日
雨に濡れるフラミンゴ 梅雨です。雨の日は朝の巡回もより気を使います。 健康な動物でさえ外に出たがらない雨降り。体調の悪い動物では、濡れて弱ってしまう場合もあり、特に鳥類は普段の羽の手...
続きを読む
長寿記録に挑戦!
2004年7月29日
毛玉も目立つリンリン 今年17歳、人間で言えば悠に80歳は越えている年齢。 レッサーパンダのメス、リンリンの事です。 6頭もの子どもを儲けた子だくさんの、とても優秀なお母さんでもあ...
続きを読む
獣医学生の頃 3
2004年7月 4日
4年生からは研究室に入ります。私は迷わず野生動物を対象とした研究室を選びました。 そこでは宮崎県の都井岬に生息する御崎馬の社会行動について研究しました。一日中馬の後を追ってはその行動を細かく記録...
続きを読む
獣医学生の頃 2
2004年7月 4日
入学後すぐに学園祭があります。獣医学科の出店は毎年恒例「カエルの唐揚げ」。 材料となるたくさんのウシガエルの調達は1年男子の役目。まだ水の冷たい川に毎日のように入ってはモリで突いて取り、その...
続きを読む
獣医学生の頃 1
2004年7月 4日
大勢の人で賑わったGWも終わり落ち着いた到津の森公園。 そんな折、北海道の獣医学生から手紙が届きました。この連載をHPで読み実習をさせて欲しいとの内容で、将来動物園で働きたい事なども書かれてあり...
続きを読む
環境の指標、猛禽類たち
2004年6月18日
青葉の季節。その頃日本へ来る渡り鳥、その名も「アオバズク」が到津の森公園に保護されて持ち込まれる時期です。 去年は6羽、今年もすでに2羽が来ました。南方から渡りの途中で電線やビルの窓に衝...
続きを読む
鳥の下痢治療
2004年5月23日
最近オオハシの1羽が下痢をしています。熱帯に生息する彼らにとってようやく嬉しい季節になって来たのですが朝晩はまだ冷えるようです。 飛ぶ為に進化した鳥類。飛翔には莫大なエネルギーを必要とす...
続きを読む
ムササビの骨折
2004年5月12日
飼育しているにもかかわらず普段なかなか姿を見ない動物。 日が暮れた頃、そっと巣箱から出て木から木へと飛ぶ動物。ムササビです。 空を飛ぶのは鳥の特権とは限りません。とはいえムササビの場合...
続きを読む

公園だより