獣医さんのお仕事 公園だより
悲しいお知らせです。ロバのミミが5月24日、永眠しました。
(2017年夏のミミ↓)
5月12日の夜から食欲がなくなってしまい、13日に簡易検査と治療をしたのですが、
あまり変化がなかったため、14日に超音波検査や血液検査をしました。
検査結果から、消化管の動きが悪くなってしまっていること、肝臓が悪くなっていることがわかり、その日から積極的な治療をしていました。
消化管の運動を促すために引馬をしたり、
流水が好きなので流水を飲ませてみたり(↑手前がミミ、後ろで順番を待つミカン)、
毎日、点滴を朝晩して、お薬をのませたり。
少しでもミミが食べられるものがあれば…と毎日、色々な草の種類を担当者が用意していました。
何とか治ってほしい!という気持ちが伝わっているのかいないのか、ミミも毎日の治療は嫌だったでしょうが、がんばって協力してくれていました。
しかし、23日に容体が急変。消化管が上手く動かないためお腹が張ってきてしまいました。日中、付きっきりで処置をして、夕方にはややお腹の張りも軽減。改善を願っていたのですが、24日に旅立ってしまいました。17歳でした。
ミミは、2007年8月11日到津生まれ。コミミの初めての子どもです。(子ども時代のミミ↓)
若かりし頃のミミ↓
ミミはコミミやスモモ、ミカンよりも一回り小柄でしたが、今までにたくさんの子どもたちを乗せて歩いてくれました。
乗馬前のお手入れの様子↑(2021年撮影)
枝をかじるミミ↓(2018年10月撮影)
流水を飲むミミ↓(2021年7月撮影)
2024年11月撮影↓
2024年12月撮影↓
ミミの昔の写真を探していたら、過去のブログも見つけました。6歳の時のミミ。
担当者が運動場に行くたびに、「何かおいしいもの持ってるの?」
とわらわら集まってきていたロバたち。治療や検査などをする私にはコミミがまず来てくれて、何もしないとわかると、ミカンとスモモが、そして慎重派なのかいつも最後にミミが来てくれました。ロバ舎に行くと寂しく感じてしまいますが、前を向いて、コミミ、スモモ、ミカンたちの健康をしっかりケアしていきます。
今まで本当にありがとう、ミミ。どうか安らかに。
二井