到津の森公園

獣医さんのお仕事 公園だより

獣医だより‐49‐小さな命

この季節、園内でよく見かける小さな命、

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皆さん、わかりますか?

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カマキリです。

園路で出会ったときは、踏まれないようにそっと緑の中に戻しています。ある日、ゾウのお世話をしているとゾウのランの後ろ足によじ登っていく1匹のカマキリがいました。さすがにランはムズムズとするようで足を動かします。

「カマキリが落ちたら踏まれちゃうな…」と心配して見ていたのですが、カマキリはしっかりランの毛をつかんで離れません。と、次の瞬間…

ランがしっぽを一振り!

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しっぽがカマキリに命中し、カマキリはポーンっと飛ばされてしまいました。しっぽの命中率の高さにとても驚きました(笑)(カマキリも無事でした。)

また別の日、朝出勤すると私の下駄箱でカマキリが卵を産んでいました!

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カマキリは卵と同時に粘液を泡立たせながら分泌し、卵鞘をつくります。1つの卵鞘の中には数百個前後の卵が含まれ、卵はこの卵鞘のおかげで外部からの衝撃や暑さ寒さから守られます。

今まで、卵鞘や生まれたばかりのカマキリを見たことはありましたが、産む様子を見たことはなかったため、とても感動しました。このお母さんカマキリは、なんと朝8時から夕方18時までこの場所にいました。(写真は朝8時の写真ですが、夕方もほぼ変わらない姿でした)

卵鞘から、さらに小さな命が生まれるのが楽しみです。皆さんもぜひ、園内で小さな命を探してみてくださいね。

 

二井

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