獣医さんのお仕事 公園だより
残暑がまだまだ続きますが、皆さま体調など崩されておりませんか?
さてさて、今回は我々とは異なり全身もふもふの正体=被毛のお話です。
今年は5月頃から気温が高かったので、ロバたちも何度かシャンプーをしてもらっていました。
写真は5月19日に撮影したものです。
この日はミカンと
コミミ
2頭ともシャンプーの間はほとんど動かずにじっとしてくれます。
暑い日なので、被毛もすぐに乾くのですが、コミミは換毛が遅く冬毛がたっぷりのせいで、乾いたあと被毛がうねうねのまるでくせっ毛のようになってしまいます。
一生懸命ブラッシングをしてもなかなか換毛が進まないコミミ。心配になり換毛不全になりやすい病気ではないかと確認しましたが、大丈夫でした。
それにしても長い被毛で暑そう…
ということで、8月入ってすぐに短く切りました!
バリカンの音を嫌がるか?と心配しましたが、さすがコミミ。動じることなくじっとしていてくれました(動画)。
しかし、バリカンの調子が悪く、柔らかい冬毛のカットはなかなか進まない。。。途中でハサミに持ち替えたりと汗だくになりながら苦戦。
コミミの右側を私が担当、左側をもう一人の獣医に担当してもらって進めていたのですが、打ち合わせ不足で…なんと
左右で毛の長さが異なってしまう仕上がりになってしまいました(苦笑)
before
after
「まぁ目的は暑さ対策なので!こんなに取れたし!」
担当者にはOKをもらいましたが、他のスタッフからは「なんて斬新な切り方…」と言われてしまったので、すぐにご報告せずにコミミの被毛が自然と生えかわりなじんできた今頃にお話することにしました(笑)
今はすっかり短く整ったきれいな被毛です。(9月3日撮影)
少し長くなってしまったので続きは2部へ。
次回の被毛のお話は…ひときわ立派な被毛の親子のお話です。
二井