獣医さんのお仕事 公園だより
心臓の音を聞こう!
        イベントを通して 2002年8月 1日
        
	「これなあに?」「ちょうしんき―!!」。
	
	7月22日より林間学園が始まりました。
	到津遊園からの伝統ある行事です。
	到津の森公園として最初の年、新しい試みも増えました。
	動物とのふれあい時間では
	ウサギ・モルモット・フクロウなどの抱き方や体の仕組みを勉強します。
	そのなかで私のコーナー(?)も出来ました。
	「心臓の音を聞こう」というもので、
	カラフルな聴診器でみんな自分と動物の心臓の音を聞き比べます。
	
	初めて聞く心臓の音にみんな興味津々。
	真剣な顔で聴診器を当てています。
	モルモットの心音を聞いてびっくり、「エンジンの音みたい」「激しい太鼓が鳴ってるみたい」あまりの速さにいろんな感想が。
	
	それもそのはず、子供の心拍数が1分間にだいだい80回ぐらいに対してウサギやモルモットはその約3倍、200回以上。
	一般に小さい動物ほど心拍数は高く、寿命とも深いかかわりがあるといわれています。
	ゾウでは30回。
	寿命はウサギで7年前後、ゾウでは70年前後。
	例外はキリンで心臓から3m上の脳まで送るため120回と非常に早いのです。
	
	「じゃあおね-さんは?」と、私の心音も聞いてくれました。
	今日は学校の先生気分、楽しく過ごしました。

